INTRODUCTION
1993年から放送されたTVシリーズ「電光超人グリッドマン」。
まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」
といった概念を先取りした内容で人気を集めた。そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定!
アニメーション制作は、2015年日本アニメ(ーター)見本市で公開された「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作した
TRIGGERが担当する。監督は、同作でも監督を務めた雨宮哲。
あの時の未来が現実になった2018年、グリッドマンがアニメーションの世界で蘇る――。
STORY
ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。
そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。
グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。
突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、
その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた――。
STAFF
原作:グリッドマン
監督:雨宮哲
脚本:長谷川圭一
キャラクターデザイン:坂本勝
グリッドマンデザイン:後藤正行(円谷プロ)
アレクシスデザイン:コヤマシゲト
怪獣デザイン:西川伸司 /丸山浩 / 板野一郎 / 山口修 / 前田真宏
アシストウェポンデザイン:野中剛
ジャンクデザイン:三宮昌太
ヒロイック作画チーフ:牟田口裕基
助監督:金子祥之
サブキャラクターデザイン:中村真由美
3DCG監督:宮風慎一
3DCG制作:グラフィニカ
美術監督:渡辺幸浩(アトリエPlatz)
色彩設計:武田仁基
撮影監督:山本弥芳(グラフィニカ)
編集:吉武将人(グラフィニカ)
音楽:鷺巣詩郎
音楽制作:ポニーキャニオン
音響監督:亀山俊樹
音響効果:森川永子
ラインプロデューサー:竹内雅人
アニメーションプロデューサー:舛本和也
アニメーション制作:TRIGGER
CAST
響 裕太:広瀬裕也
グリッドマン:緑川光
内海 将:斉藤壮馬
宝多六花:宮本侑芽
新条アカネ:上田麗奈
サムライ・キャリバー:高橋良輔
マックス:小西克幸
ボラー:悠木碧
ヴィット:松風雅也
謎の少年:鈴村健一
アレクシス・ケリヴ:稲田徹
六花ママ:新谷真弓
なみこ:三森すずこ
はっす:鬼頭明里
THEME SONG
OPENING:「UNION」OxT
ENDING:「youthful beautiful」内田真礼
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
Twitter公式アカウント
@SSSS_PROJECT
公式サイト
https://gridman.net
第1回 「覚・醒」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:西川伸司
絵コンテ:雨宮 哲
演出:宮島善博
作画監督:斉藤健吾
制作進行:栗原 健
原画:鄧佳湄、糸山礼央、小西紗希、田村瑛美、大西優歩、中村真由美、宮﨑詩織、雨宮 哲、芳垣祐介、竹田直樹、石山正修、三宮昌太、野崎真一、杉本ミッシェル、金子雄人、波賀野義文、池澤岳史、荒井洋紀、牟田口裕基、久保田誓
<あらすじ>
蒼穹の広がる頭上に、光が5つ散りきらめいた日の夕暮れ。見知らぬ家の見知らぬリビングで、15歳の少年・響裕太は目覚める。 彼の傍らには、パソコンをもてあそぶ女子高生・宝多六花。彼女は裕太に、自分は裕太のクラスメイトで、ここはジャンクショップを営む自宅だとおしえる。 記憶を失い、自分が誰かもわからない戸惑いの中で、不思議な引力によって、店の片隅に置かれた一台のジャンクコンピュータの前に導かれる裕太は、画面内にたたずむグリッドマンと出会う。 自分にしかみえないグリッドマンや怪獣の姿。霧に包まれた街。やさしい美少女とちょっと変わった親友。帯刀した謎の男。 混乱と平穏が入り混じる忘れてしまった世界に、突如として放り込まれた裕太は、グリッドマンに「使命を思い出せ」と告げられる。 そして、怪獣の息吹に街が吹きあおられる瞬間、裕太たちは地響きと不穏の悲鳴を目の当たりにするのだった−−。
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第2回「修・復」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:西川伸司
絵コンテ:雨宮 哲
演出:中園真登
作画監督:中村真由美、杉本ミッシェル、坂本 勝
制作進行:瀬田光穂
原画:横屋健太、五十嵐海、佐竹秀幸、永井榛華、波賀野義文、川上雄介、小林さやか、高藤 彩、山口加奈、杉本ミッシェル、佐藤利幸、三宮昌太、雨宮 哲、牟田口裕基、竹田直樹、中村 翠、宗廣智行
<あらすじ>
グリッドマンと裕太の活躍で、街は守られた。しかし、その事実は一夜にしてリセットされてしまう。 破壊されたはずの校舎は、何事もなかったかのように存在し、同級生たちは昨日の惨事を誰も覚えていなかった。さらに、数名の女子生徒の存在が、友人たちの記憶からも完全に消えてしまっていた。 困惑する裕太たちは、状況を整理すべく、内海自称・グリッドマン同盟の三人で、放課後に六花の店に集合する。そこへ、謎の男サムライ・キャリバーが現れ、ジャンクコンピュータを最適化するのだった。 一方、そんな裕太たちの言動を、密かに注視するクラスメイトがいた。明るく社交的なクラスの中心的美少女・アカネである。 昼休みの屋上、アカネはさりげなく裕太に接近し、裕太から何かを聞き出そうとする。その直後、廊下で軽くぶつかってしまった担任教師が、謝罪もしなかったことに、過敏に反応するアカネ。そして彼女はある行動に出る。 新条アカネには、誰にも知られていないもうひとつの顔があったのだ。
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第3回「敗・北」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:西川伸司
絵コンテ:げそいくお
演出:高嶋宏之
作画監督:竹田直樹、五十嵐海、坂本 勝
制作進行:志太駿介
原画:吉川太照、川上雄介、糸山礼央、石山正修、荒井洋紀、中川英樹、ハニュー、内田直人、大西優歩、小畑 賢、海岸麻由子、浅野 元、中小路佳毅、佐藤利幸、竹田直樹、五十嵐海、高嶋宏之、雨宮 哲
合体DN原画:牟田口裕基、浅野 元
<あらすじ>
雨の降る朝、アカネの家の前に、ずぶ濡れの少年が立っていた。その少年は、闘志を瞳に宿しながら呟く、「必ず倒す」と。 学校では裕太が、登校してこない六花を心配して、ためらいつつも電話をする。しかし六花は、公園で出会った不思議な少年に気を取られ、裕太からの着信をスルーしてしまう。 そして授業中、不意に裕太の左腕でアクセプターが激しく点滅し、街に新たな怪獣・アンチが出現した。 裕太は人々を守るため、グリッドマンとアクセスフラッシュするが、内海の考えた「怪獣の正体」についての疑念に取り憑かれ、思うように戦うことができなかった。さらにキャリバーとの合体を遂げるも、俊敏なアンチの攻撃に押され、ついにグリッドマンは消失してしまう。 何も映らなくなったジャンクの画面を前に、絶望する六花と内海。そこへ姿を現したのは、スーツ姿の三人だった。
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第4回「疑・心」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:丸山 浩
絵コンテ・演出:藤井辰己
作画監督:西川将貴(ALBACROW)
総作画監督:斉藤健吾
制作進行:紅葉万次郎、達野ふうこ(ALBACROW)
原画:ALBACROW、西川将貴、松崎 大、西海賢嗣、和田夏樹、藤井辰己、横屋健太、竹田直樹、牟田口裕基、雨宮 哲、reboot
<あらすじ>
暑い日差しが照りつけるなか、バス停で出くわす六花とアカネ。二人きりのバス車内で、六花は久々のアカネとのひとときを無邪気に楽しむが、その会話には、ところどころに張りつめた空気が流れていた。 学校へ着くと、友人のなみことはっすから、動画サイトで人気の男子大学生グループ・アーカディアと遊びに行こうと誘われる六花。最初は乗り気ではなかったが、アカネに笑顔を向けられ、行くことになる。けれど、そんな六花の姿をみて、裕太の胸はざわついていた。 そして当日、内海や裕太、面白半分の新世紀中学生の面々は、六花たちを尾ける。アカネは六花から、裕太のことを聞き出そうとするも、合コン同然の場の喧騒とアーカディアに邪魔され、なかなかうまくいかない。 アカネの離脱で尾行は解散となり、裕太は楽しげに大学生の男と話す六花をみて、一層落ち込むが、その理由は自分ではわからずにいた。 その頃、自宅に帰ったアカネは、ある思案に耽っているのだった。
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第5回「挑・発」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:山口 修
絵コンテ:大嶋博之
演出:金子祥之
作画監督:半田修平、長谷川哲也、坂本 勝
制作進行:古川 晟
原画:金子雄人、高藤 彩、山口加奈、池澤岳史、永井榛華、長谷川哲也、小林さやか、芳垣祐介、宗廣智行、横屋健太、糸山礼央、佐藤利幸、清水麻未、波賀野義文、海岸麻由子、中村 翠、荒井洋紀、浅野 元、安達祐輔、中川英樹、小西紗希、雨宮 哲、阿部慎吾、牟田口裕基
合体DN原画:東賢太郎、浅野 元、中川英樹
<あらすじ>
校外学習でラフティングに行くことになったツツジ台高校の生徒たち。裕太と内海は、集合場所である郊外の山まで電車で向かうが、いつの間にか爆睡してしまう。気がつくと目的地の駅に到着しており、慌てて下車する二人。そこには、いつものように、なみこやはっすと談笑する六花の姿もあった。 快晴の空の下で川下りを楽しむ一同。明るくはしゃいでいる六花の横顔を見つめる裕太。裕太はマックスに指摘されて以来、六花へのほのかな想いを意識せずにはいられず、明るくはしゃぐ彼女の横顔を、そっと見つめていた。そんな裕太の隣に、眩しいほど白い肌にビキニを纏ったアカネがやってくる。 木陰からクラスメイトを眺め、たわいのない会話をかわす裕太とアカネ。しかし、不意打ちのアカネの問いに、何気なく答えた裕太の返答から、彼女はある確信を得る。 そして、地響きとともに木々が揺れ出し、そびえ立つ壮大な山が、ゆっくりと起き上がった…。
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第6回「接・触」 |
脚本:長谷川圭一
絵コンテ:宮島善博
演出:宮島善博
絵コンテ協力:杉本ミッシェル
総作画監督:坂本 勝、雨宮 哲、斉藤健吾
作画監督:李 少雷(St MASSKET)、劉 雲留(St MASSKET)
制作進行:田口翔一朗、鈴木 輔
原画:
[ 震雷 ]程震雷、傅欣然、胡海龍、許承代、姜炎青、李霜、劉剣、王崇、王妍、王翼飛、徐慧、袁森茂、張蘋、鐘華、鄒雪晴
[ LAN STUDI ]Hero、till、bagus yoga、wolf、Lzyboost、zuuc:Russel B.、Daniel Baron、onepeach:Arslan N.、blu:Isaac Weston、Spike
[ 彩色鉛筆 ]史涓生、黄洋、謝鐘黎、羅東升、馬元武、李飛鵬、陳晨、李文臻、何塬、林漢涛
[ STUDIO MASSKET ]洪佩妮、陸泓熹、謝博傑、黄威、朱暁玥、楊珮藝、張鵬
池澤岳史、斉藤健吾
<あらすじ>
いつもの通り、怪獣の襲来を誰も覚えていない教室。校外学習でのアカネからの問いかけを思い出し、アカネも記憶を保持しているのではないかと、疑念を抱く裕太。しかし内海は欠席、六花にこんな相談をしても良いものかと迷っている間に、彼女は下校してしまう。 ひとり頭を悩ませる裕太。そんな彼の前に、どこか見覚えのある、奇怪な少女が現れる。路地裏で正体を明かしたその少女に、裕太は戸惑いながらも、誘われるままついて行く。 一方、街をぶらついていた六花は、その帰り道、空腹のアンチと再会する。相変わらず浮世離れした謎の少年を、六花はなぜかほっておけずに家へと連れ帰る。 その頃、アカネは内海に接近していた。高嶺の花のような存在であったアカネとの意外な共通点を知り、内海は浮かれる。 そんなグリッドマン同盟三人の行動を、物陰から見守る新世紀中学生たち。 そして、裕太は少女と共に電車に乗り、街の外へ出ようとしていた。そこで少女は、この街の大きな秘密を話し始める。
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第7回「策・略」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:板野一郎
絵コンテ:大塚 健
演出:中園真登
作画監督:中村真由美、杉本ミッシェル
ヒロイック作画監督:牟田口裕基
制作進行:栗原 健
原画:雨宮 哲、小西紗希、永井榛華、高藤 彩、斉藤健吾、石山正修、竹田直樹、杉本ミッシェル、糸山礼央、牟田口裕基、宗廣智行、小林さやか、中村 翠、横屋健太、波賀野義文、大西優歩、大塚 健
合体DN原画:大塚 健
<あらすじ>
怪獣少女から教えてもらったアカネの正体を、六花と内海に相談する裕太。しかし、必死の説明も虚しく、二人とも全く取り合ってくれない。
アカネに直接たずねようとするもうまくいかず、さらには学校にアンチまでやってきて、裕太は校内を追いかけ回される。
散々な目に遭い、帰宅する裕太。明日こそは、本人に真相を聞こうと決意するが、そんな彼を待ち受けていたのは、この世界の“神様”アカネだった…。
そして、裕太はアカネに誘われ、夕食を共にすることになる。そこへ、みるからに怪しい風貌をしたアレクシス・ケリヴが姿を現す。
和やかにアカネと談笑するアレクシスを前に、状況に頭が追いつかないままの裕太だったが、突如、彼の左腕でアクセプターが点滅しだした。
怪獣の出現を告げるサインに、身に覚えのないアカネは戸惑うが、裕太はアレクシスに促されて、外へと飛び出す。
すると空には、今までに見たことのない物体が浮かんでいるのだった。
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第8回「対・立」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:西川伸司
絵コンテ:久場良忠
演出:高嶋宏之
作画監督:長谷川哲也、竹田直樹、坂本 勝
ヒロイック作画監督:牟田口裕基
制作進行:三ツ橋寛
原画:芳垣祐介、向河原憲、荒井洋紀、須川康太、斉藤健吾、神戸裕明、清水麻未、中村真由美、川上雄介、横屋健太、中川英樹、金木熱志、中小路佳毅、松崎 大(ALBACROW)、山口加奈
竹田直樹、高嶋宏之、雨宮 哲、牟田口裕基、浅野 元
<あらすじ>
学園祭が近づき、賑わうツツジ台高校。準備にいそしむ生徒たち。
深まる謎に頭を抱える裕太、六花、内海。そこへ新世紀中学生たちがやってくるが、今まで彼らに無関心だったはずの周囲に見咎められ、慌てて学校から退散する。
翌朝、六花はアカネをバス停で待つも、彼女は現れない。アカネは自宅の部屋で、怪獣作りに熱中していたのである。そして、ついに新しい怪獣が完成する。登校してきたアカネは、裕太、六花、内海の三人を呼び出し、ある宣戦布告をした。
アカネからの予告に対策をたてるべく、集まるグリッドマン同盟。けれど、戦うことをためらう六花は、内海と言い争いになってしまう。
そこで裕太は、アカネを説得しようとするが、あえなく失敗に終わり、刻一刻と決戦の日は近づいていた。…そんな時、ジャンクショップに現れたのは、敗北によって深傷を負ったアンチだった。
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第9回「夢・想」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:丸山 浩
絵コンテ:五十嵐 海
演出:金子祥之
作画監督:五十嵐 海、坂本 勝
ヒロイック作画監督:牟田口裕基
制作進行:瀬田光穂
原画:波賀野義文、川上雄介、森佳祐、海岸麻由子、小林さやか、ちな、五十嵐 海、名城政哉
、大島塔也、金子雄人、米森雄紀、佐藤利幸、大西優歩、永井榛香、横屋健太、牟田口裕基、山本 健、濵田悠示
<あらすじ>
見知らぬ家の見知らぬリビングで、裕太は目覚める。彼の傍らには、人形をもてあそぶ女子高生・アカネ。
記憶を失い、自分が誰かもわからない戸惑いの中で、どこからか送られてくる視線に、裕太は不思議な違和感を感じる。するとアカネは、いつもつけていたという彼女の時計を、彼の左腕に巻き、自分は裕太の恋人だとおしえる。
一方、桜の咲き乱れるツツジ台高校の保健室で、アカネと六花は出会い、書店で雑誌を読みふけっていた内海もまた、アカネに声をかけられているのだった。
そして、アカネの家に招かれ、アレクシスを紹介される六花。彼女の素直さは、アカネを喜ばせ、さらに、内海はアカネとの怪獣談義で盛り上がり、裕太は輝く太陽の下で、アカネと微笑み合う。
―…それが「本来の形」。みんなが神様のことを好きになる世界。そう自分に言い聞かせながら、アカネはただ一人、静かに雨に打たれていた。
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第10回「崩・壊」 |
脚本:長谷川圭一
怪獣デザイン:坂本 勝
グリッドナイトデザイン:後藤正行
絵コンテ・演出:佐竹秀幸
作画監督:川島勝、なつのはむと
総作画監督:半田修平、雨宮 哲、坂本 勝
ヒロイック作画監督:牟田口裕基
制作進行:古川 晟、鈴木 輔
原画:阿部可奈子、石田雅裕、伊藤篤志、小澤宏貴、すて、鶴田 愛、野道佳代、石田 稔、ニノスケニゾウ、日向晴香、LAZZ
佐竹秀幸、石山正修、荒井洋紀、半田修平、中川英樹、波賀野義文、雨宮 哲、すしお
<あらすじ>
『この街も人も、すべて怪獣から生まれている。』
アカネとのバスでの会話を六花から打ち明けられ、裕太たちは動揺する。もしかしたら、今までの記憶さえも作られたものなのか?
真相を確かめるべく、グリッドマン同盟と新世紀中学生はアカネの家に向かうが、新条邸はすでにもぬけの殻。アカネは学校にもやって来ず、裕太たちの前から忽然と姿を消してしまう。
以来、怪獣の出ない平和な日々が続き、それぞれが穏やかな日常に慣れ、普通の生活を送り始める。そんな世界で、グリッドマンを倒すために生きるアンチだけは、行き場のない苛立ちを感じていた。
その頃、部屋に引きこもるアカネは、孤独と虚無感に苛まれながら、不恰好な新作をアレクシスに渡すのだった。
そして、ついに街に新しい怪獣が現れる。
けれどそれは、今までとはくらべものにならないほど脆弱で、あっさりとグリッドマンに打倒される…はずだった。
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第11回「決・戦」 |
脚本:長谷川圭一
絵コンテ:中園真登
演出:中園真登
作画監督:竹田直樹、中村真由美
総作画監督:坂本 勝
ヒロイック作画監督:浅野 元
制作進行:立川未菜
原画:斉藤健吾、池澤岳史、高藤 彩、糸山礼央、海岸麻由子、山田伸一郎、小林さやか、中村 翠、浅野元、三宮昌太、佐野誉幸、金子雄人、田中伸昭、宗廣智行
<あらすじ>
アカネからの刺突に、崩れるように倒れこむ裕太。
床に落ちるカッターナイフの音と広がる血に、場は騒然とするが、アカネはおもむろにジャンクを破壊すると、店から出て行ってしまった。
管理怪獣がいなくなり、街や人々の記憶がリセットされなくなった状況で、裕太は病院に運び込まれる。無事に処置が終わるのを見届けた六花は、学校へと向かうが、避難所と化したツツジ台高校の校舎で、怪獣による被害をまざまざと目にしてしまう。なみこやはっすと再会し、少しだけいつもの調子を取り戻すも、安息は束の間、今まで倒してきたはずの怪獣たちが、アレクシスの手によって、再び蘇った。
グリッドマンなしでは戦うことができず、一同には為す術なく思われたが、眠り続ける裕太の病室に、怪獣ではなくなったアンチが現れる。そして、かつての借りを返すべく、グリッドナイトが誕生した。
さらに、目覚めない裕太を前に、新世紀中学生たちは、ある真実に行き着いた…。
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第12回「覚 醒」 |
脚本:長谷川圭一
キャラクターデザイン:坂本 勝
ヒロイック作画チーフ:牟田口裕基
助監督:金子祥之
サブキャラクターデザイン:中村真由美
グリッドマンデザイン:後藤正行
アシストウェポンデザイン:野中 剛
アレクシスデザイン:コヤマシゲト
ジャンクデザイン:三宮昌太
怪獣デザイン:前田真宏
巨大アレクシスデザイン:コヤマシゲト
絵コンテ:雨宮哲、半田修平
演出:宮島善博
作画監督:長谷川哲也、杉本ミッシェル
総作画監督:坂本 勝
ヒロイック作画監督:牟田口裕基
制作進行:市山力也
原画:石山正修、金木熱志、波賀野義文、田村瑛美、清水麻未、すしお、佐藤利幸、横屋健太、小西紗希、川上雄介、中川英樹、荒井洋紀、たなべようこ、斉藤健吾、山口加奈、宮﨑詩織、渡邉祐記、椛島洋介(サテライト)、杉本ミッシェル、大塚健、牟田口裕基、留井寺万里男、高嶋宏之、Bahi JD、雨宮哲
<あらすじ>
ついに記憶を取り戻した裕太は、与えられた使命を果たすため、アレクシス・ケリヴと戦うことを決意する。だが、そのためには、全員の力が必要だ。
裕太は、その場にいない友達の元へ走り、自分に与えられた命の意味を探すアンチもまた、創造主の元へと向かっていた。
けれど、悲鳴のような怪獣の叫びは、容赦無く街を切り裂く…、最後の戦いが、ついにはじまろうとしていたのだ。
裕太・内海・六花のグリッドマン同盟三人は、新条アカネとツツジ台の街を救うため、新世紀中学生のいるジャンクショップに駆けつける。
すると、全員の集結を合図にするかのように、ジャンクは輝きを放った。
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